新人時代の心電図の思い出と今

新人の頃、指導者に「これで心電図の勉強してて」と言われて、渡されたのが看護技術書の5ページくらい。午後の就業時間を丸ごとその勉強に使うことになって、「こんなに勉強するのか…」と少し驚いた記憶があります。でも、あの頃は「勉強しておけば実践でもできるようになるだろう」と思っていたんですよね。看護師って、やっぱり「勉強→練習→指導→本番」っていう順番で進むものだと思っていたから。

でも、いざ実際に現場に出ると、話は全然違った。実践の時、「勉強してたからわかるよね?」って指導者に言われて、心の中で「え、練習なしでするの?」と焦りが込み上げました。正直、心電図なんて実際にやったこともないし、どんなものかも完全に理解してなかったから、頭の中がパニック状態。どうしようかと思ったんですけど、結局「したことないので、教えてください!」って思い切って言ってみたんです。

あの時、すごく勇気を出して言った自分を今考えると、偉かったなって思います。だって、あの場面で「できる」って言っちゃったら、その後どうなってたか分からないですし、最初から無理してやったふりしてたら、それがどんな結果を招くかって考えるとゾッとしますよね(笑)。あの時、「わからない」って素直に言えたことで、無駄に自分を追い詰めなくて済んだし、その後もきちんと指導を受けることができました。

それから、看護師の仕事って、最初は「勉強→練習→実施指導→本番」って流れがあるんだろうなと思っていました。でも現実は違って、「すぐ本番」が来ることが多いんですよね。勉強しても、いきなり実践しなきゃいけない場面があって、最初は本当に怖かったし、不安だらけでした。でも、それも経験だし、実際にやってみないと分からないことって多いんだなと、少しずつ学んでいったんです。

今、指導する立場になってみて、あの頃の自分がどうだったかを思い出すことがよくあります。自分が受けた指導は、正直、自分には合っていなかったかな。だからこそ、今は後輩たちに同じ思いをさせたくないという気持ちが強い。後輩にとっては、やっぱり「できない」とか「わからない」って言うのが怖いことだと思うし、失敗するのが怖いという気持ちもよくわかります。だから、少しでも安心して学べる環境を作りたいし、できるだけ無理なく自信を持って成長してもらいたいと心から思っています。

これからも、指導の中で「できない」ことに対して否定的な態度は取らないように気をつけたいです。私が受けたようなプレッシャーや焦りを感じさせないように、もっと柔軟でサポートしやすい指導をしていきたいですね。新人の頃はただただ不安でいっぱいだったけど、今は後輩たちに自分の経験を活かして、少しでも安心感を与えられるような指導を心がけていきたいと思っています。

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