
新人の頃、「考えて行動して」っていう言葉、何度も何度も言われました。
でもこれ、今思い返すと、めっちゃ重かったな~って思うんです。
ある日、失敗が続いてたときに指導者から質問攻めにあったんですよ。
「なんでこんなことしたの?」「なんで相談しないの?」「なんでこれ以上聞いてこないの?」って。
完全に追い詰められモード。
印象に残ってる出来事がひとつあります。
定期の診察じゃなくて、臨時で患者さんが来たときのこと。
診察についてた先輩から「血圧だけとってきて」って言われて、患者さんの名前だけ聞いて行ったんですよね。
で、軽く問診したら「変わりないよ~」って言われたから、言われた通り血圧だけ測って、先輩に報告したんです。
そしたら診察になった途端、「定期じゃないよ。2~3日前から咳と鼻水と熱があるのよ!」と…。
そこから怒涛の指導タイムが始まりました。
「問診はしたのか?」「血圧以外のバイタルはなぜ取らないのか?」「なんでそれに気づけないのか?」
極めつけは、「もっと考えて行動してよ」。
あのとき、「私がちゃんと問診しなかったから悪いんだ」って思い込んじゃったんですよね。
でも今考えると、そもそも「血圧だけとってきて」って言われて、それに従っただけだし、
新人だった自分に何をどこまで考えろって言ってたのか、正直よくわかりません。

その出来事があってから、「考えて行動して」が呪いみたいに頭に残って、
何をするにも「これで合ってるかな…怒られないかな…」ってビクビクするようになっちゃって。
自己判断ができなくなって、ますます負のループにハマりました。
考えて行動するって、たしかに大事。
でもそれって、ある程度経験があって、判断材料があって、はじめてできることじゃないのかな。
新人に対して「なんでこれくらいわからないの?」っていうスタンス、
今思えばちょっと違うよなーって思います。
ありがたいことに、今は新人の指導には関わっていないけど、
もし今後、教える立場になったら、少なくともあのとき自分がされた指導はしないって決めてます。
「考えて行動して」じゃなくて、
「一緒に考えよう」「わからなかったらいつでも聞いてね」って言える先輩でありたい。
ミスしたときに「なんで?」じゃなくて、「どうしたのか教えて」って聞いて、
その人の考えをちゃんと聞いてから伝えるようにしたい。
新人のときって、正解がわからないし、失敗も多い。
でもその失敗をどう振り返るかで、その後の成長が変わると思うんです。
だからこそ、責めるより支える指導ができたらいいなって思います。

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