
ある日のこと。
「ちょっと怪我しちゃって…」と患者さんが来院。
軽い感じで言うもんだから、私も「はいはい、じゃあ処置室で見せてくださいね〜」といつもの流れでご案内。
で、いざ傷を見ようとすると……なんか、違和感。
傷の上に…ティッシュ……?
「え、ティッシュ…!?」
思わず言葉が詰まる。
これはもう、看護師あるあるなんですが、時々いらっしゃるんです。
「出血してたからとりあえず押さえた」って、傷口にティッシュを直貼りしてくる方。
でもね、ティッシュって、繊維が細かくて水にもろいじゃないですか。
それが傷口にくっついて、もう完全に一体化。
ティッシュと傷口のハーモニーってやつです。
(いや、笑えないけど…泣けるやつ)
そーっと取ろうとしても繊維が残っちゃうし、
残った繊維を取ろうとすると、こっちも必死でゴシゴシ洗う羽目に。
案の定、「いっ…痛いからやめてよ!」って怒られる。
いや、私だって好きで痛いことしてるわけじゃないのよ…。
もう、心の中でこっちも「ごめんよー!!!」って叫びながら処置してます。
こういう時、ほんっっっとに思うんです。
「自宅にガーゼがあれば…!」って。
ガーゼなら傷にくっつきにくいし、処置の時も取りやすい。
出血したときは、清潔なガーゼやハンカチで優しく押さえるのがベストです。
(※ちなみにキッチンペーパーの方がまだマシです。あれは比較的繊維が落ちにくい)
で、これが一回だけじゃなくてね。
ある一定の確率で、高齢者の方がこの「ティッシュ直貼りスタイル」で来院されるんです。
特に一人暮らしの方に多くて、
「ガーゼなんて家にないよ〜」って。
なので、処置が終わった後には、できるだけ優しく伝えます。
「今後のために、100均とかでいいので、ガーゼを常備しておくと安心ですよ〜」って。
ちなみに、ティッシュがくっついちゃった傷って、
その処置だけで時間かかるし、患者さんも痛いし、私たちも切ないし、誰も得しないという…。
なのでここで一言、声を大にして言いたい!
「傷にはティッシュNG!清潔なガーゼ or ハンカチで!」
おうちにちょこっと救急セットを用意しておくだけで、
いざという時に安心だし、病院で痛い思いをすることも減りますよ。
あ〜、今日もティッシュと格闘したなぁ…。
この戦いは、きっとまた続く。

コメントを残す