
「咳が続くと風邪かな?」と誰しも思いがちですよね。特に高齢者の場合、施設や家庭内で風邪が流行っているとついそのせいだと思ってしまうことも。
ですが、実は咳にはいろいろな原因があり、風邪だけが原因ではありません。今日は私が実際に外来看護師として経験した患者さんのエピソードを交えながら、「咳の意外な原因」についてお伝えします。
【よくある咳の原因まとめ】
咳が出る原因には、こんなものがあります。
- 風邪・ウイルス感染症
- 花粉症・アレルギー性鼻炎
- 喘息
- 咳喘息
- 後鼻漏(鼻水が喉に流れ込む)
- 胃食道逆流症(GERD)
- 誤嚥性肺炎(特に高齢者に多い)
- その他(肺炎・結核など)
咳の原因によって治療法も変わってくるため、自己判断せず医療機関を受診することが大切です。
【実例紹介:高齢患者さんのケース】
先日、こんな患者さんが来られました。
80代の高齢女性で、施設入所中。施設内で風邪が流行っていて、「痰が絡む咳が出て夜も眠れない」とのことで受診されました。
診察中は咳もなく、熱も平熱。肺の音も良好で、聴診上の異常はありませんでした。
ただ、患者さんや施設のスタッフから**「インフルエンザとコロナの検査もしてほしい」と要望**がありました。
医師としては「熱もなく、肺音も良好。風邪の可能性は低い」と判断。
それよりも年齢的に誤嚥性肺炎のリスクを考え、念のためレントゲンを撮ることになりました。
結果、レントゲン画像は健常者並みのきれいな肺。肺炎の所見はなし。
この場合、対処療法(咳止め・去痰薬)と経過観察となりました。
【このケースから学べること】
- 咳=風邪とは限らない
- 高齢者は誤嚥性肺炎のリスクも常に考える
- 検査も闇雲にすればいいわけではなく、医師の診察と判断が重要
もし、レントゲンに異常があれば早期の誤嚥性肺炎治療が必要だったかもしれません。逆に、必要ない検査を避けることも患者さんの負担を減らすことに繋がります。
【咳が止まらないときの受診の目安】
こんな症状がある場合は、迷わず病院へ。
- 咳が2週間以上続く
- 息苦しさや胸の痛みがある
- 発熱や痰に血が混じる
- 夜も眠れないほどの咳
- 高齢者・持病がある方で咳が続く場合
【まとめ】
咳が続くとすぐ「風邪かな?」と考えがちですが、実際にはいろいろな原因があります。特に高齢者の場合、誤嚥性肺炎のリスクもあるため注意が必要です。
「ただの咳」と侮らず、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。
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