ある患者さんの話。

この前、外来で受診された高齢の患者さんのお話。

その方、施設に入所中で、今年の初めにコロナに罹患。それからずーっと湿った咳(湿性咳嗽)が続いてたらしくて。

吸引もしてたし、そのときは酸素も問題なし。
ただ、だんだんと食事量が減って、ついには経鼻経管栄養に切り替えたみたい。

それでもなんとなく状態はパッとせず、咳は落ち着いたけど、今度は体重がどんどん増えてきて、半年で6キロ増!

それで施設のスタッフさんも心配になって受診。

バイタル測って、胸の音聞いてみたら…
どこに聴診器を当てても副雑音!

これはマズいぞってことで胸のレントゲン撮ったら、案の定
胸水+心不全併発。

先生も「これ誰かわからんかったわ…こりゃ入院やな」って、むくみでパンパンになった顔見てびっくり。

家族さんも状況を理解してくれて、すぐに入院となりました。


思ったこと

このときね、ふと思ったんです。
**「高齢者が食べないからって、すぐに点滴だ、経鼻だって、本当にそれでいいのかな」**って。

人って年齢を重ねると、自然と食事の量も減るし、活動量も減る。
少しずつ体が寿命を迎える準備をしていくわけで。

そこを無理に医療で支えようとすると、かえって自然な流れを壊してしまうこともあるんだよなって。

もちろん、助けられる命もあるし、家族の希望もある。
でも、なんでも治療すればいいわけじゃない。

その人らしく、穏やかに最期を迎えることだって、とても大事。

施設も病院も、もっと**“その人の人生の終わり方”を考えたケア**ができるといいなって、改めて感じた出来事でした。


もし同じような経験や、考えたことがある方いたら、ぜひコメントで教えてくださいね。

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