20歳も上の先輩に指導する難しさ

外来で働いていると、本当にさまざまなキャリアや年齢の人たちと関わります。
私は外来経験は一番長いけれど、年齢的には最年少。
だからこそ「20歳も上の先輩に指導しなければならない場面」が出てきます。
これが思っている以上に難しいのです。
ケース:患者さんからの問い合わせ対応
ある日、かかりつけ患者さんから問い合わせがありました。
基礎疾患に喘息や心疾患がある方で、相談内容は「息苦しさは落ち着いた。でも、重い感じがある。どうしたらいいか?」というもの。
その時の主治医は不在。対応した看護師は「循環器に受診をお願いする」という判断をしました。
けれど、その判断を医師には一切確認していませんでした。
私はそこで助言しました。
「それでもいいと思いますが、最終的に医師に確認するか報告した方が良いですよ。」
難しさを感じた瞬間
その助言に返ってきた言葉は――
「え、ちょろんさんはいつも断っていますよね?」
正論を伝えても、年上の先輩にとっては「若いのに出しゃばっている」と感じられてしまうのかもしれません。
プライドや年齢差がある中で、指導が素直に受け入れられないこともあります。
その瞬間に、年上の先輩へ指導する難しさを痛感しました。
私のスタンス
もちろん、私や師長クラスであれば「これは断って良い」という判断をすることもあります。
ただ、その場合でも必ず勤務医に報告して責任の所在を明確にしています。
私は思います。
看護師が自己判断で動くことは大切。
でも同時に、自分を守る行動――確認や報告――はもっと大切。
最終的な意思決定は医師にある。
この基本を理解していれば、あとは積極的に動いてもらいたい。
学びとまとめ
年上の先輩に指導するのは本当に難しい。
納得してもらうのは簡単ではありません。
だからこそ「個人の理解」に任せるよりも、「外来全体のルールとして徹底する」ことが必要だと感じました。
言葉選びや伝え方には悩みます。
でも最優先は患者さんの安全、そしてスタッフ自身を守ること。
経験年数よりも「その場でどう動けるか」が外来では問われます。
今回の出来事を通して、改めて「確認と報告の大切さ」を実感しました。
残り 68日。
辞める日まで、できる限り誠実に外来の現場と向き合っていきます。
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